ちょっとだけボクシング通っぽくなる
WBSSって
サッカーに例えるならチャンピオンズリーグみたいなものです。
リーガ・セリエA・プレミア・ブンデスなどあるリーグのチャンピオンが、トーナメントで戦う大会です。
ボクシングもWBAとかWBCとかなんかたくさんあって、チャンピオンもたくさんいて、
で、結局誰が一番強いの?みたいな感じの声に応える大会です。
階級
数Kg違うだけでパンチの重さが変わってくるらしいので、
頭を殴ったり人体に影響があるスポーツということで、階級がかなり細かく設定されています。
今回の井上尚弥は
バンタム級(軽め)
それから
ライト級
ミドル級
ヘビー級
などとどんどん重くなっていきます。
PFP
階級があるので、一番重いヘビー級が一番強いかと言うとそうではありません(実際のケンカマッチなら一番強いかもしれませんが・・・)
もし全員同じ体重だったら、誰が一番強い?
っていう、他のスポーツでいう世界ランキングみたいなのがボクシングにもあって
PFP(パウンド・フォー・パウンド)と言います。
ひと世代前だと、
WBSS決勝で当たったフィリピンのドネアよりもフィリピンで英雄扱いだったパッキャオ、
那須川天心とも対戦したメイウェザーあたりがPFPと言われていました。
今では、
カネロ、ウシク、ロマチェンコという候補の中に井上尚弥が入っています。
すごいことなんです!!!!
ボクシングの掟
試合が年間数試合しかないボクシングですが、
なんでこんなに感覚があるかというと、頭など身体的ダメージを考慮して、だいたい何か月以上は試合をしないように
という決まりがあるようです。
あとこれは予測ですが、
対戦相手がなかなか思ったようにいかないのは、少ししか試合が出来ないボクシングの中でファイトマネーを稼がないと、収入が成り立たない。
そこで、いろいろなブランディング(勝ちまくる=無敗)を会長らがつくっていって、金を稼ぐ
そのためには、強い相手ばかりとやれないというのがあるんじゃないかと思います。
減量については、過酷な減量をしないと試合に勝てない
という理由のようです。
ボクシングは少しの体重差でパンチ力が変わってくるスポーツです。
なので、自分よりも大きい人とやれば負ける可能性があるから、
出来るだけ小さい人とやりたい、ということで体重を減らしていくそうです。
現に体重測定後の1日で、適正に太るボクサーばかりです。
(重くなりすぎるとスピードが落ちるので、太ればいいという問題ではないですが)
ちなみに井上尚弥は試合中、2か所骨折していたようで
その中で勝ちきって余計に「モンスター感」が出ました。
階級を上げるのか?
バンタム級を極めるのか?
注目です。